(実施時期:4~7月、10~1月
※2、3、8、9月は行っておりません。)
交通事故は、ドライバーの慣れや錯覚によるうっかりミスや運転ミスなどヒューマンエラーによるものがほとんどです。このほど第一自動車教習所では、このような行為を原因とする交通事故の防止に向け、『ヒューマンエラーに起因する交通事故防止対策としての運転技能自動評価システムobjetの活用』というテーマで、国土交通省自動車事故対策補助事業(安全運転推進事業)に応募いたしました。その結果、交通事故防止に効果的であるとの評価を受け、四国の教習所で初めて同システムを使用した安全運転講習を実施させていただく運びとなりましたので、ご案内させていただきます。
ドライバーが道路(約4km)を運転して、その間の運転行動を小型ハイブリットセンサーを用いてリアルタイムに計測、データをコンピュータで瞬時に解析してドライバーの癖や運転慣習を客観的に自動評価するシステムです。
車体に取り付けたセンサーは、自動車の車速やGPSにより走行位置の情報取得、頭のセンサーでドライバーの確認行動を。右足センサーでアクセルやブレーキ操作のタイミングや操作具合を計測して波形グラフで分かりやすく表示(図1)。最後に総合評価(図2)を行い、ドライバーが自分では気づいてなかった個癖、問題慣習を知り、これを改善することにより安全運転能力のレベルアップを図ることを目的としています。体験した多くの方々から事故の予防や再発防止に効果があったとの感想を多数いただいております。
図1 | 図2 |
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企業内の社員研修(企業ドライバーの運行管理・安全運転管理に役立つツール)
・運行管理者、安全運転管理者が自社のドライバーの個癖、悪癖、問題慣習の把握とその指導管理に役立ち、日常業務への負担が軽減
・ドライバーの運転行動を診断、改善ポイントを示すことで交通事故の予防が可能。
・診断内容を点呼等でワンポイントアドバイスとして活用し、ドライバーへのケアを行うコミュニケーションツールとして最適。
・従業員の安全運転意識や運転技能の向上。
・交通事故減少による自動車保険料や事故処理費用等の軽減。
プロドライバー(タクシー・バス・トラック)への再教育
・ドライバーが長年の運転経験で身についた個癖・悪癖・問題慣習へのアドバイス。
・普通車から大型車(バス・トラック)までのあらゆるドライバーに対応でき、自己の運転技術の過剰評価の見直しと交通事故の予防。
1 | 運転適性検査(OD式安全性テスト) |
50分 | 座学 |
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2 | 運転技能自動評価システムobjetを用いた運転診断 | 50分 | 実技 |
3 | 技能終了後のディスカッションと評価 結果説明 アンケート調査 |
50分 | 座学 |
※ 講習時間は3時間00分
※ カリキュラムはご希望により内容を変更することができます。